雇用主の皆さまへ
私たちのサービスは、従業員の方が「退職」という選択をサポートするものです。その存在自体が、雇用主の皆さまにとって快く思えないものであるかもしれません。私自身も管理職として多くの部下と向き合ってきた経験があるため、そのお気持ちは十分に理解しています。
しかし、私たちの元に寄せられる相談の多くは、「退職を切り出せない」「職場の環境に苦しんでいる」という、当事者にとって切実な問題が背景にあります。このようなケースに対して、私たちは単なる手段として存在しているのです。
もし、退職代行を通じて御社へ連絡が届いた場合、それはその従業員が「直接伝えられないほど追い詰められていた」という現状の表れかもしれません。一度だけで構いませんので、御社の職場環境や労務管理について振り返るきっかけとしていただければ幸いです。
もちろん、すべてが会社側の責任であるとは考えていません。しかし、こうしたケースを少しでも減らすために、雇用主と従業員双方がより良い関係を築ける社会の実現に向けて、私たちも一助となりたいと考えています。
この度は、このような形でご連絡を差し上げることになりましたこと、心よりお詫び申し上げます。どうか退職者の新たな一歩を温かく見守り、円滑な退職手続きにご協力いただけますようお願い申し上げます。また、御社の今後の更なるご発展を心よりお祈り申し上げます。